ゲムシタビン治療後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「FOLFOX」治療に「ペグ化IL-10(ペグイロデカキン)」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。「FOLFOX+ペグイロデカキン」治療を受けた4.6%の人が治療に奏効した。「FOLFOX」治療を受けた人における奏効率は5.6%であった。
「FOLFOX+ペグイロデカキン」治療の主な治療関連有害事象は、血小板減少(55% vs 20%)、貧血(40% vs 16%)、倦怠感(61% vs 45%)、好中球減少(39% vs 28%)、腹痛(37% vs 29%)、悪心(45% vs 41%)、神経障害(37% vs 38%)、食欲減退(35% vs 31%)であった。
【発表】
2021年2月8日
【試験名】
SEQUOIA(Phase 3)〔NCT02923921〕
【原著】
J Clin Oncol . 2021 Feb 8 [PubMed: 33555926]