【頭頸部がん:一次治療(OS、PFS、12週ORR)】「ドセタキセル+シスプラチン+アービタックス」vs「5-FU+プラチナ製剤+アービタックス」

再発または転移が認められた人が初めての治療を考える場合、「ドセタキセルシスプラチンアービタックス(TPExレジメン)」治療を選択しても標準治療であるEXTREMEレジメン(5-FUシスプラチン(またはカルボプラチン)+アービタックス)を上回る生存期間は期待しにくい。

12週後の奏効率は、TPExレジメンを受けた人で57%、EXTREMEレジメンを受けた人で59%であり、差は認められなかった(p=0.64)。

TPExレジメンを受けた81%、EXTREMEレジメンを受けた93%の人が化学療法中にグレード3以上の有害事象を経験し、TPExレジメンでより少なかった(p<0.0001)。

【発表】

2021年3月5日

【試験名】

TPExtreme(Phase 2)〔NCT02268695

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 463–75. [PubMed: 33684370]