【扁平上皮肺がん:一次治療(PFS、ORR、DOR)】「チスレリズマブ+パクリタキセル+カルボプラチン」vs「パクリタキセル+カルボプラチン」

StageⅢBまたはⅣ扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「パクリタキセルカルボプラチン」治療に「抗PD-1抗体 チスレリズマブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。また、「チスレリズマブアブラキサンカルボプラチン」治療を選択することで「パクリタキセルカルボプラチン」治療を上回る無増悪生存期間が期待できる。

チスレリズマブパクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた人の72.5%、「チスレリズマブアブラキサンカルボプラチン」治療を受けた人の74.8%が治療に奏効した。一方、「パクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた人の奏効率は49.6%であった。

チスレリズマブパクリタキセルカルボプラチン」治療に奏効した人の奏効期間は8.2ヵ月、「チスレリズマブアブラキサンカルボプラチン」治療に奏効した人の奏効期間は8.6ヵ月であった。一方、「パクリタキセルカルボプラチン」治療に奏効した人の奏効期間は4.2ヵ月であった。

チスレリズマブパクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた12.5%、「チスレリズマブアブラキサンカルボプラチン」治療を受けた29.7%、「パクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた15.4%の人が有害事象のため治療を中止した。主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症であった。

【発表】

2021年4月1日

【試験名】

RATIONALE 307(Phase 3)〔NCT03594747

【原著】

JAMA Oncol . 2021 Apr 1. [PMID: 33792623]

【外部リンク】