【DLL3高発現小細胞肺がん:維持療法(OS、PFS)】「ロバルピツズマブ テシリン」vs「プラセボ」

DLL3高発現の小細胞肺がんと診断され、一次治療として「プラチナ製剤を含む化学療法」を受け、病勢の進行が認められなかった人が維持療法の是非を考える場合、「ロバルピツズマブ テシリン」による維持療法の実施を選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

ロバルピツズマブ テシリン」による維持療法を受けた20%以上の人が経験した有害事象(グレード1以上)は、胸水(27%)、食欲減退(27%)、末梢浮腫(26%)、光線過敏症(25%)、倦怠感(25%)、悪心(22%)、呼吸困難(21%)であった。

本試験の中間解析結果を受けて、2019年9月、「ロバルピツズマブ テシリン」における開発全体が中止された。

【発表】

2021年4月3日

【試験名】

MERU(Phase 3)〔NCT03033511

【原著】

J Thorac Oncol . 2021 Apr 3. [PubMed: 33823285]