【胆道がん:二次治療(OS、PFS)】「FOLFOX+症状コントロール」vs「症状コントロール」

ゲムシタビンシスプラチン」加療後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「積極的な症状コントロール」に「FOLFOX」治療の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。

「積極的な症状コントロール+FOLFOX」治療を受けた人の5%が治療に奏効し、25.9%が1年後も生存でき(vs 11.4%)、8.6%が増悪なく生存できた。

グレード3~5の有害事象を経験した人の割合は、「積極的な症状コントロール+FOLFOX」治療を受けた人の69%であった(vs 52%)。主なグレード3~5の有害事象は、好中球減少症(12%)、倦怠感または無気力(11%)、感染症(10%)であった。

【発表】

2021年3月30日

【試験名】

ABC-06(Phase 3)〔NCT01926236

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 690–701 [PubMed: 33798493]

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