【直腸がん:術前治療(3年DFS、3年OS)】「FOLFIRINOX→化学放射線療法→手術」vs「化学放射線療法→手術」

局所進行直腸がん(cT3またはcT4)と診断された人は、直腸間膜全切除術前の化学放射線療法の前に「FOLFIRINOX」レジメンによる前治療を加えたtotal neoadjuvant therapy(TNT)を選択することで、3年無病生存率の向上が期待できる。

FOLFIRINOX」療法中の主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症(17%)、下痢(11%)であった。化学放射線療法中の主なグレード3または4の有害事象は、リンパ球減少でした(28% vs 30%)。アジュバント化学療法中の主なグレード3または4の有害事象は、リンパ球減少症(11% vs 27%)、好中球減少症(6% vs 18%)、末梢感覚神経障害(12% vs 21%)であった。

【発表】

2021年4月13日

【試験名】

PRODIGE 23(Phase 3)〔NCT01804790

【試験実施国】

フランス

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 702–15. [PubMed: 33862000]