「放射線療法」を実施する人が「テモダール」治療開始のタイミングを考える場合、「テモダール」治療を「放射線療法終了後からの開始」を選択することで、 「放射線療法と同時に開始」を選択した場合に比べ、生存期間の延長が期待できる。
「テモダール」治療で経験するリスクが高まるグレード3または4の有害事象は、血液毒性である。「放射線療法」のみの場合はだれも経験しなかったのに対し、「放射線療法+テモダール」治療を受けた人の9%、放射線療法後に「テモダール」治療を受けた人では15%がグレード3または4の血液毒性を経験した。
【発表】
2021年5月14日
【試験名】
CATNON/EORTC 26053-22054(Phase 3)〔NCT00626990〕
【原著】
Lancet Oncol 2021; 22: 813–23. [PubMed: 34000245]
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