IMpassion130(Ann Oncol)
遠隔転移を有し、トリプルネガティブ乳がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「アブラキサン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくいが、PD-L1陽性の人に限れば、生存期間の延長も期待できる。一方、PD-L1陰性の人の場合、「アブラキサン+テセントリク」治療を受けた人の生存期間は19.7ヵ月と「アブラキサン」治療を受けた人と変わらなかった(ハザード比 1.05:95%CI 0.87-1.28)。
【発表】
2021年7月1日
【試験名】
IMpassion130(Phase 3)〔NCT02425891/jRCT2080223227〕
【試験参加国】
日本(愛知県がんセンター、福島県立医科大学附属病院、群馬県立がんセンター、広島市立広島市民病院、広島大学病院、北海道がんセンター、兵庫医科大学病院、相良病院、聖マリアンナ医科大学病院、東海大学医学部付属病院、熊本大学病院、京都大学医学部附属病院、三重大学医学部附属病院、東北大学病院、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、那覇西クリニック、大阪医療センター、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、聖路加国際病院、都立駒込病院、がん研有明病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、チェコ、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、香港、ハンガリー、韓国、ラトビア、メキシコ、ノルウェー、パナマ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、英国
【原著】
Ann Oncol. 2021;32:983-993. [PubMed: 34272041]
【さらに詳しく】
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