【甲状腺がん:二次治療(PFS)】「カボメティクス」vs「プラセボ」

COSMIC-311(Lancet Oncol)                   

分化型甲状腺がんと診断され、放射性ヨウ素治療抵抗性となり、VEGFR阻害薬治療後に増悪した人が次の治療を考える場合、「カボメティクス」治療を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。「カボメティクス」治療を受けた人の15%が治療に奏効したが(vs 0%)、事前に設定した有意水準を上回ることができなかった。

カボメティクス」治療を受けた人の57%がグレード3または4の有害事象を経験した(vs 26%)。「カボメティクス」治療の主な手足症候群(10%)、高血圧(9% vs 3%)、倦怠感(8% vs 0例)であった

【発表】

2021年7月5日

【試験名】

COSMIC-311(Phase 3)〔NCT03690388

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、クロアチア、チェコ、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、台湾、タイ、英国

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 1126–38.  [PubMed: 34237250]

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