【去勢抵抗性前立腺がん:一次治療(PFS)】「イパタセルチブ+ザイティガ+プレドニゾロン」vs「ザイティガ+プレドニゾロン」」

IPATential150(Lancet)                      

遠隔転移が確認され、去勢抵抗性を示し、PTEN欠失が検出された人が初めての治療を考える場合、「ザイティガプレドニゾロン」治療に「AKT阻害薬 イパタセルチブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

ザイティガプレドニゾロン+ イパタセルチブ」治療を受けた70%の人がグレード3以上の有害事象を経験し(vs 39%)、21%の人が治療を中止した(vs 5%)。

この結果を踏まえ、「イパタセルチブ」の「ザイティガ」との併用療法の開発を中止することとなった。

【試験名】

IPATential150(Phase 3)〔NCT03072238

【試験実施国】

日本(国立がん研究センター東病院、杏林大学医学部付属病院、新潟大学医歯学総合病院、北海道がんセンター、がん研有明病院、弘前大学医学部附属病院、東邦大学医療センター佐倉病院、慶應義塾大学病院、横浜市立大学医療センター、群馬大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、虎の門病院、金沢大学医学部附属病院、近畿大学病院、名古屋大学医学部附属病院、高知大学医学部附属病院、熊本大学医学部附属病院、山口大学医学部附属病院、北里大学医学部附属病院)、オーストリア、タイ、台湾、米国、オーストラリア、カナダ、ポルトガル、ノルウェー、ブラジル、イスラエル、ハンガリー、韓国、イタリア、コスタリカ、メキシコ、ギリシア、フランス、ベルギー、アイルランド、スペイン、ロシア、中国

【原著】

Lancet 2021; 398: 131–42.  [PubMed: 34246347]

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