限局型小細胞肺がんと診断された人が化学放射線療法を考える場合、線量を「45Gy 30分割」から「60Gy 40分割」への増量を選択することで2年生存率の向上が期待できる。
「60Gy」を照射する化学放射線療法の主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少(81% vs 81%)、好中球減少性感染症( 27% vs 39%)、血小板減少(24% vs 25%)、貧血(16% vs 20%)、食道炎(21% vs 18%)であった。
【発表】
2021年3月1日
【試験】
THORA(Phase 2)〔NCT02041845〕
【試験参加国】
ノルウェー、デンマーク、スウェーデン
【原著】
Lancet Oncol. 2021;22:321-331. [PubMed: 33662285]