ABCSG-16(NEJM)
ホルモン受容体陽性乳がんと診断された女性が、手術後の「アリミデックス」による内分泌補助療法の期間を考える場合、「10年投与」を選択しても「7年投与」を選択した場合を上回る無病生存期間、生存期間を期待しにくい。むしろ骨折リスクが増加する。
【発表】
2021年7月29日
【試験名】
ABCSG-16/SALSA(Phase 3)〔NCT00295620〕
【原著】
N Engl J Med. 2021;385:395-405. [PubMed: 34320285]
【他の治療選択肢】
【さらに詳しく】
- 閉経後乳癌に対するアロマターゼ阻害薬による術後療法の期間〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 乳がんのホルモン療法を3年追加しても効果はない〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 閉経後乳がん術後内分泌療法の延長、5年vs.2年/NEJM〔ケアネット〕
- 閉経後乳がん術後内分泌療法の延長、5年vs.2年(解説:下村 昭彦 氏)〔ケアネット〕
- アナストロゾール継続治療の効果が、2年間と5年間で同等〔海外がん医療情報リファレンス〕
- ホルモン受容体陽性閉経後早期乳癌への5年間の術後内分泌療法後のAI追加は2年で十分【SABCS2017】〔日経メディカル〕
- 閉経後AI追加は2年 vs. 5年で有効性差なし〔Medical Tribune〕
- 乳がん術後の内分泌療法は「7年で十分」〔Medical Tribune〕