【化学療法:中心静脈デバイス】「PORT」vs 「PICC」

中心静脈デバイスを用いた化学療法を考える場合、「完全埋込型ポート(PORT)」を選択することで、「Hickmanトンネル型中心静脈カテーテル」や「末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)」を選択した場合に比べ、合併症(デバイス関連の感染症、静脈血栓症、肺塞栓症、静脈血吸引不能、器具の故障など)の発生の軽減が期待できる。

試験参加者は、大腸がんが46~65%、乳がんが11~16%、膵がんが6~15%であり、造血器腫瘍は3~13%であった。

【発表】

2021年7月21日

【試験名】

CAVE〔ISRCTN44504648〕

【試験実施国】

英国

【原著】

Lancet. 2021;398:403-415. [PubMed: 34297997]

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