【急性骨髄性白血病:一次治療(ORR、OS)】「ボラセルチブ+シタラビン」vs「シタラビン」

強力な化学療法が不適格な高齢の人が次の治療を考える場合、「低用量シタラビン」治療に「Plk1阻害薬 ボラセルチブ」の上乗せを選択しても奏効率の向上も、生存期間の延長は期待しにくい。

ボラセルチブ+低用量シタラビン」治療を受けた人の81.3%が感染症(vs 63.5%)、60.4%が発熱性好中球減少症(vs 29.3%)を経験した。

【発表】

2021年8月2日

【試験名】

POLO-AML-2(Phase 3)〔NCT01721876

【試験参加国】

日本(名古屋医療センター、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院、秋田大学医学部附属病院、福井大学医学部附属病院、九州大学病院、神戸大学医学部附属病院、東海大学医学部付属病院、横浜市立大学医療センター、東北大学病院、長崎大学病院、倉敷中央病院、岡山大学病院、大阪市立大学医学部附属病院、国立がん研究センター中央病院、NTT東日本関東病院 )、米国、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、ハンガリー、インド、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ロシア、南アフリカ、スペイン、台湾

【原著】

Hemasphere. 2021;5:e617. [PubMed: 34350385]