手術ができない肝細胞がんと診断された人が治療を考える場合、「FOLFOX 肝動注療法」を選択することで「肝動脈化学塞栓療法」を選択した場合に比べ、無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。
試験では「FOLFOX 肝動注療法」を受けた人の46%が治療に奏効し、「肝動脈化学塞栓療法」の奏効率18%より有意に高かった(p<0.001)「FOLFOX 肝動注療法」を受けた人の19%が重篤な有害事象を経験したが、「肝動脈化学塞栓療法」の30%より有意に低かった(p=0.03)。
【発表】
2021年10月14日
【試験】
Phase 3〔NCT02973685〕
【試験実施国】
中国
【原著】
J Clin Oncol. 2022 ;40:150-160. [PubMed: 34648352]