【大腸がん:一次治療(PFS2)】「FOLFIRI+アービタックス」vs「FOLFIRI+アバスチン」

KRAS野生型の人が初めての化学療法を考える場合、「FOLFIRIアービタックス」を選択することで、治療開始からの生存期間だけでなく、二次治療開始からの無増悪生存期間(PFS2)、生存期間の延長も期待できる。

試験では一次治療において「FOLFIRIアービタックス」治療を選択した場合と「FOLFIRIアバスチン」治療を選択した場合の奏効率を比較している。同試験では二次評価項目であったが、「FOLFIRIアービタックス」治療を選択した方が生存期間の延長が示されている(関連図鑑→)。

ここでは、二次治療開始からの成績について分析している。その結果、「FOLFIRIアービタックス」治療を受けた人は、二次治療における無増悪生存期間が4.7ヵ月から6.5ヵ月に延長。二次治療開始からの生存期間を13.2ヵ月から16.3ヵ月に延長。

【発表】

2015年8月10日

【試験名】

FIRE-3 (Phase 3)〔NCT00433927

【原著】

J Clin Oncol. 2015;33:3718-26.  [PubMed:26261259]

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【さらに詳しく】