【大腸がん:二次治療】「S-1+イリノテカン」vs「FOLFIRI」

一次治療を受けたことがある結腸直腸がんの人は、「S-1イリノテカン(IRIS)」レジメンを選択しても「FOLFIRI」レジメンに劣らない無増悪生存期間が期待できる。試験では「IRIS」レジメンを受けた人の半数は5.8ヵ月以上増悪なく生存し、「FOLFIRI」の5.1ヵ月に劣らない結果を示した。

主なグレード3または4の薬物有害反応は、好中球減少症、白血球減少症、下痢。好中球減少症は「IRIS」レジメンで少なく(36.2% vs. 52.1%)、下痢は多かった(20.5% vs. 4.7%)。

【発表】

2010年8月12日

【試験名】

FIRIS(Phase 2/3)〔NCT00284258

【原著】

Lancet Oncol. 2010;11:853-60. [PubMed:20708966]

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