【HER2陽性乳がん:術後治療(2年iDFS)】「ネラチニブ」vs「プラセボ」

ExteNET(Lancet Oncol)                     

HER2陽性乳がんと診断された女性が手術後の「ハーセプチン+化学療法」後の治療を考える場合、「ネラチニブの1年投与」を選択することで2年無浸潤性疾生存率の向上が期待できる。

ネラチニブ」治療による主な有害事象は、下痢。グレード3以上の重い有害事象は治療を受けた40%の人で現れた。グレード3以上の嘔吐が3%、悪心が2%現れた。

【発表】

2016年2月10日

【試験名】

ExteNET(phase 3)〔NCT00878709

【試験参加国】

米国、オーストラリア、バハマ、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、コロンビア、クロアチア、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシア、香港、ハンガリー、イスラエル、イタリア、日本(愛知県がんセンター、千葉県がんセンター国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、九州がんセンター、久留米総合病院、広島市民病院、北海道がんセンター、兵庫県立がんセンター、相良病院、神奈川県立がんセンター、東海大学医学部付属病院、熊本市民病院、京都大学医学部附属病院、新潟県立がんセンター中央病院、大阪がん循環器病予防センター、大阪医療センター、大阪大学医学部附属病院、埼玉県立がんセンター、静岡県立がんセンター、自治医科大学附属病院、がん・感染症センター 東京都立駒込病院、がん研有明病院)、韓国、リトアニア、マレーシア、マルタ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、北マケドニア、ペルー、ポーランド、ルーマニア、セルビア、シンガポール、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、トルコ、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2016 ;17:367-77. [PubMed:26874901]

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