【大腸がん:二次治療】「ベクティビックス」vs「アービタックス」

化学療法が効かなかった大腸がんの人でも、「ベクティビックス」治療を選択することで「アービタックス」治療に遜色ない生存期間が期待できる。

試験では「ベクティビックス」治療を受けた人の半数は10.4ヵ月以上生存し、「アービタックス」治療の10.0ヵ月と劣らないことが示された。

有害事象を経験するリスクはどちらの治療を選択しても同程度。グレード3または4の皮膚障害は「ベクティビックス」治療を受けた13%の人が、「アービタックス」治療を受けた人の10%が経験した。グレード3または4の注射部位反応は「ベクティビックス」治療を受けた人で少なかった(0.5%未満 vs. 2%)。グレード3または4の低マグネシウム血症は「ベクティビックス」治療を受けた人で多かった(7% vs. 3%)。

【発表】

2014年4月14日

【試験名】

ASPECCT(Phase 3)〔NCT01001377

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:569-79. [PubMed:24739896]

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