リンパ節転移陽性の人は、手術後の補助化学療法として「CMF(シクロフォスファミド、メトトレキサート、5-FU )」レジメン終了後に「リンパ節照射」を選択することで、15年無病生存率、15年乳がん特異生存率の向上が期待できる。
試験では「CMF」レジメン終了後に「リンパ節照射」を追加することで、15年無病生存率が33%から55%に向上(P=0.007)。
乳がん特異生存率は「リンパ節照射」を追加することで、47%から57%に向上(P=0.05)。
15年生存率は「リンパ節照射」を追加しても向上しなかった。「リンパ節照射」を追加した人の54%が15年後に生存していたが、追加しなかった人でも46%が生存していた(P=0.07)。
【発表】
1997年10月2日
【原著】
N Engl J Med. 1997;337:956-62. [PubMed:9309100]
【さらに詳しく】