【乳がん:維持療法】「高用量化学療法+自家造血幹細胞移植」vs「常用量化学療法」

18〜60歳の乳がんの人は「CAF」レジメン終了後に「高用量化学療法+自家造血幹細胞移植」併用療法を選択しても、無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、高用量化学療法として「カルボプラチン+チオテパ+シクロホスファミド 」が用いられた。

無増悪生存期間は、「高用量化学療法+自家造血幹細胞移植」併用療法を受けた人で9.6ヵ月、常用量の「CMF」レジメンを受けた人では9.0ヵ月と治療間に差はなかった(p=0.31)。

生存期間は、「高用量化学療法+自家造血幹細胞移植」併用療法を受けた人で24ヵ月、常用量の「CMF」レジメンを受けた人では26ヵ月と治療間に差はなかった(p=0.23)。

【発表】

2000年4月13日

【原著】

N Engl J Med. 2000;342:1069-76. [PubMed:10760307]

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