1または2ラインの治療を受けたことがある人で、EGFR野生型の場合、「カボメティクス」単剤治療を選択することで、「タルセバ」治療を選択するより無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では、「カボメティクス」治療を受けた半数の人が4.3ヵ月以上、増悪なく生存した。これは「タルセバ」治療を受けた人の無増悪生存期間1.8ヵ月に比べて統計学的に有意な差であった。「カボメティクス+タルセバ」併用治療を受けた人の無増悪生存期間は4.7ヵ月であり、「タルセバ」単剤治療を受けた人より、有意に長かった。
主なグレード3または4の有害事象は、下痢、高血圧、倦怠感、口腔粘膜炎、血栓塞栓イベント。
【発表】
2016年11月4日
【試験名】
ECOG-ACRIN 1512(Phase 2)〔NCT01708954〕
【原著】
Lancet Oncol. 2016 ;17:1661-1671. [PubMed: 27825638]
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