【腎細胞がん:一次治療(PFS)】「カボメティクス」vs「スーテント」

CABOSUN(JCO)                          

遠隔転移を有する淡明細胞型腎細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カボメティクス」治療を選択することで「スーテント」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

カボメティクス」治療を受けた46%の人が奏効した。これは「スーテント」治療を受けた人の奏効率18%に比べ有意に高かった。

グレード3または4の有害事象は、「カボメティクス」治療も「スーテント」治療も同程度起こる。試験では「カボメティクス」治療を受けた67%、「スーテント」治療を受けた68%が重度の有害事象を経験した。

主な有害事象は下痢(10% vs. 11%)、倦怠感(6% vs. 15%)、高血圧(28% vs. 22%)、手足症候群(8% vs. 4%)、血液毒性(3% vs. 22%)。

【発表】

2016年11月14日

【試験名】

CABOSUN(Phase 2)〔NCT01835158

【試験実施国】

米国

【原著】

J Clin Oncol. 2017 ;35:591-597. [PubMed:28199818]

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