現在、日本で発売されている抗がん剤を公表情報よりまとめた。
00.特定の遺伝子変異を有するがん
01. 肺がん
免疫チェックポイント阻害薬
- キイトルーダ
- 化学療法併用
- 単独:PD-L1陽性に限る
- テセントリク
- 非小細胞肺がん
- 化学療法との併用(非扁平上皮癌に限る)
- カルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブとの併用
- カルボプラチン(またはシスプラチン)+ペメトレキセドとの併用
- カルボプラチン+nab-パクリタキセルとの併用
- 単独
- 化学療法との併用(非扁平上皮癌に限る)
- 進展型小細胞肺がん:カルボプラチン+エトポシドとの併用
- 非小細胞肺がん
- オプジーボ
- 一次治療
- イピリムマブとの併用、イピリムマブ+化学療法との併用
- 化学療法との併用(PD-L1陰性に限る)
- 二次治療以降(単剤に限る)
- 一次治療
- イミフィンジ
- 非小細胞肺がん
- 化学放射線療法後の維持療法
- 進展型小細胞肺がん:カルボプラチンまたはシスプラチン+エトポシドとの併用
- 非小細胞肺がん
分子標的薬
- イレッサ(EGFR遺伝子変異陽性)、タルセバ(〔1〕EGFR遺伝子変異陽性、〔2〕化学療法後増悪)、ジオトリフ(EGFR遺伝子変異陽性)、タグリッソ(〔1〕EGFR遺伝子変異陽性、〔2〕EGFR-TKI抵抗性かつEGFR T790M変異陽性)、ビジンプロ(EGFR遺伝子変異陽性)
- ザーコリ(〔1〕ALK融合遺伝子陽性、〔2〕ROS1融合遺伝子陽性)、アレセンサ(ALK融合遺伝子陽性)、ジカディア(ALK融合遺伝子陽性)、ローブレナ(ALK融合遺伝子陽性、ALK阻害薬抵抗性・不耐容例に限る)
- タフィンラー(BRAF遺伝子変異陽性、メキニストとの併用に限る)、メキニスト(BRAF遺伝子陽性、タフィンラーとの併用に限る)
- ロズリートレク(ROS1融合遺伝子陽性、NTRK融合遺伝子陽性)
- テプミトコ(MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性)、タブレクタ(MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性)
- アバスチン(扁平上皮癌を除く、併用に限る)、サイラムザ(〔1〕EGFR遺伝子変異陽性、ゲフィチニブまたはエルロチニブ併用に限る、〔2〕二次治療以降、ドセタキセルとの併用に限る)
- ポートラーザ(扁平上皮癌に限る、ゲムシタビン+シスプラチンとの併用に限る)
白金製剤
微小管阻害薬
パクリタキセル、ドセタキセル、アブラキサン、ビノレルビン、ビンデシン
代謝拮抗薬
アリムタ、S-1(併用に限る)、UFT、5-FU(併用に限る)、ジェムザール、シタラビン(併用に限る)
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
抗がん性抗生物質
アムルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、マイトマイシン、ペプロマイシン(扁平上皮癌)、ミトキサントロン、アクラルビシン
アルキル化剤
シクロホスファミド、ニムスチン
その他
ピシバニール
02. 乳がん
免疫チェックポイント阻害薬
- テセントリク(PD-L1陽性かつトリプルネガティブ)
分子標的薬
- ハーセプチン(HER2過剰発現)、パージェタ(HER2陽性、併用に限る)、カドサイラ(HER2陽性、単独に限る、トラスツズマブおよびタキサン系抗がん剤による化学療法の治療歴のある患者、術後補助療法または手術不能・再発)、エンハーツ(HER2陽性、化学療法の治療歴のある患者)、タイケルブ(HER2過剰発現)
- アバスチン(パクリタキセルとの併用に限る)
- リムパーザ(BRCA陽性かつHER2陰性、化学療法の治療歴のある患者)
- イブランス(HR陽性かつHER2陰性)、ベージニオ(HR陽性かつHER2陰性)
- アフィニトール(非ステロイド性アロマターゼ阻害剤による治療歴のある患者、内分泌療法剤との併用はエキセメスタンに限る)
ホルモン療法薬
- アリミデックス(閉経後)フェマーラ(閉経後)、アロマシン(閉経後)
- タモキシフェン、トレミフェン(閉経後)、フェソロデックス(HR陰性を除く、閉経後)
- リュープリン(HR陰性を除く、閉経前)、ゾラデックス(HR陰性を除く、閉経前)
- メドロキシプロゲステロン、エチニルエストラジオール(内分泌療法抵抗性、閉経後)、メピチオスタン
抗がん性抗生物質
アントラサイクリン系抗がん剤
微小管阻害薬
タキサン系抗がん剤
代謝拮抗薬
- 5-FU、UFT、メトトレキサート(CMF療法)、シタラビン(併用に限る)、ドキソフルリジン、テガフール
- ジェムザール(アントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法後の増悪・再発例)
- S-1(アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤を含む化学療法後の増悪・再発例)
- ゼローダ(〔1〕単剤投与:アントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法の増悪・再発例、〔2〕併用療法:一次治療を除く)
アルキル化剤
トポイソメラーゼ阻害薬
白金製剤
03. 胃がん
免疫チェックポイント阻害薬
オプジーボ(三次治療以降)
分子標的薬
ハーセプチン(HER2過剰発現)、エンハーツ(HER2陽性、一次治療・二次治療を除く)、サイラムザ(一次治療除く、単独またはパクリタキセルとの併用)
代謝拮抗薬
S-1、5-FU、ゼローダ、ロンサーフ(一次治療・二次治療を除く)、UFT、メトトレキサート、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン(併用に限る)
白金製剤
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ドキソルビシン、ピラルビシン、マイトマイシン、アクラルビシン
04. 大腸がん
免疫チェックポイント阻害薬
オプジーボ(MSI-H、二次治療以降、単独またはイピリムマブとの併用に限る)
分子標的薬
- アバスチン(併用に限る)、サイラムザ(一次治療除く、FORFIRIとの併用に限る)、ザルトラップ(一次治療除く)
- アービタックス(〔1〕EGFR陽性、〔2〕BRAF陽性:二次治療以降、エンコラフェニブ+ビニメチニブとの併用またはエンコラフェニブとの併用に限る)、ベクティビックス(KRAS遺伝子野生型)、スチバーガ(一次治療・二次治療を除く)
- ビラフトビ(BRAF陽性、二次治療以降、ビニメチニブ+セツキシマブとの併用またはセツキシマブとの併用に限る)、メクトビ(BRAF陽性、二次治療以降、エンコラフェニブ+セツキシマブとの併用に限る)
代謝拮抗薬
5-FU、ゼローダ、S-1、ロンサーフ(一次治療・二次治療を除く)、UFT、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン(併用に限る)
白金製剤
トポイソメラーゼ阻害薬
アルキル化剤
シクロホスファミド(結腸癌、併用に限る)、ニムスチン
抗がん性抗生物質
05. 肝がん
免疫チェックポイント阻害薬
テセントリク(ベバシズマブとの併用に限る)
分子標的薬
ネクサバール、レンビマ、スチバーガ(がん化学療法後増悪例)、アバスチン(アテゾリズマブとの併用に限る)、サイラムザ(がん化学療法後増悪かつ血清AFP 値≧400ng/mL以上例)
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ドキソルビシン、マイトマイシン、ミトキサントロン
白金製剤
シスプラチン、ミリプラチン(リピオドリゼーション、単独に限る)
06. 膵がん
分子標的薬
代謝拮抗薬
ジェムザール、S-1、UFT、5-FU、シタラビン(併用に限る)
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
白金製剤
抗がん性抗生物質
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン
07. 腎がん
免疫チェックポイント阻害薬
- オプジーボ(〔1〕抗がん剤未治療例:ヤーボイと併用、〔2〕抗がん剤既治療例:単独またはヤーボイと併用)
- キイトルーダ(アキシチニブとの併用に限る)
- バベンチオ(アキシチニブとの併用に限る)
- ヤーボイ(オプジーボとの併用に限る)
分子標的薬
- スーテント(単独に限る)、インライタ(〔1〕抗がん剤未治療例:PD-1/PD-L1阻害剤との併用に限る、〔2〕抗がん剤既治療例:単独またはPD-1/PD-L1阻害剤との併用)、ヴォトリエント(単独に限る)、ネクサバール(サイトカイン製剤既治療例に限る、単独に限る)、カボメティクス(単独に限る)
- アフィニトール(スーテントまたはネクサバールによる治療歴のある患者、単独に限る)、トーリセル
インターフェロン
スミフェロン、イントロン、イムノマックス-γ
インターロイキン
イムネース
08. 前立腺がん
分子標的薬
- リムパーザ(BRCA陽性転移性去勢抵抗性前立腺癌)
ホルモン療法薬
- イクスタンジ、アーリーダ(去勢抵抗性に限る)、ニュベクオ(非転移性かつ去勢抵抗性に限る)、ザイティガ、カソデックス、オダイン
- リュープリン、ゾラデックス、ゴナックス
- エストラムスチン、プロスタール(転移性前立腺癌に対しては、他療法によ る治療困難な場合に限る)、エチニルエストラジオール
放射性医薬品
ゾーフィゴ(骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌、内臓転移例を除く)
微小管阻害薬
ドセタキセル(去勢抵抗性に限る)、ジェブタナ(去勢抵抗性に限る、化学療法未治療例を除く)
白金製剤
アルキル化剤
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
09. 尿路上皮がん
免疫チェックポイント阻害薬
キイトルーダ(化学療法後増悪例に限る)
代謝拮抗薬
5-FU、ジェムザール、UFT、メトトレキサート(M-VAC療法)、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン
白金製剤
抗がん性抗生物質
微小管阻害薬
10. 皮膚がん
10-01. メラノーマ
免疫チェックポイント阻害薬
- オプジーボ(〔1〕根治切除不能→単独またはヤーボイとの併用、〔2〕術後補助療法→単独に限る)、キイトルーダ(〔1〕根治切除不能→単独に限る、〔2〕術後補助療法→単独に限る)
- ヤーボイ(根治切除不能例に限る、単独またはオプジーボとの併用)
分子標的薬
- ゼルボラフ(BRAF遺伝子変異例、単独に限る)、タフィンラー(BRAF遺伝子変異例、〔1〕根治切除不能→単独またはメキニストとの併用、〔2〕術後補助療法→メキニストとの併用に限る)、 ビラフトビ(BRAF遺伝子変異例、メクトビとの併用に限る)
- メキニスト(BRAF遺伝子変異例、〔1〕根治切除不能→タフィンラーとの併用に限る、〔2〕術後補助療法→タフィンラーとの併用に限る)、メクトビ(BRAF遺伝子変異例、ビラフトビとの併用に限る)
アルキル化剤
インターフェロン
フェロン
10-02. メルケル細胞がん
免疫チェックポイント阻害薬
10-03. 皮膚T細胞性リンパ腫
分子標的薬
ポテリジオ(再発・難治性)
その他
11. 血液がん
造血幹細胞移植時の前処置
11-01. 急性白血病
分子標的薬
- FLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病
- CD33陽性の急性骨髄性白血病
- マイロターグ(再発・難治性)
- CD22陽性の急性リンパ性白血病
- ベスポンサ(再発・難治性)
- B細胞性急性リンパ性白血病
- ビーリンサイト(再発・難治性)
- フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ 性白血病
アルキル化剤
代謝拮抗薬
クロファラビン(再発・難治性の急性リンパ性白血病)、シタラビン、メトトレキサート、アラノン(再発・難治性T細胞急性リンパ性白血病)、シタラビン オクホスファート(成人急性非リンパ性白血病)、エノシタビン、メルカプトプリン
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ミトキサントロン、アクラルビシン、ダウノルビシン、イダルビシン、ピラルビシン
微小管阻害薬
その他
L-アスパラギナーゼ、三酸化ヒ素(再発・難治性の急性前骨髄球性白血病)、タミバロテン(再発・難治性の急性前骨髄球性白血病)、ATRA(急性前骨髄球性白血病)
11-02. 慢性白血病
CAR-T細胞療法
- キムリア(CD19陽性の再発・難治性B細胞性急性リンパ芽球性白血病)
分子標的薬
- グリベック(慢性骨髄性白血病、単独に限る)、スプリセル(慢性骨髄性白血病、単独に限る)、タシグナ(慢性骨髄性白血病、単独に限る)、ボシュリフ(慢性骨髄性白血病、単独に限る)、アイクルシグ(前治療薬に抵抗性又は不耐容の慢性骨髄性白血病、単独に限る)
- イムブルビカ(慢性リンパ性白血病、単独に限る)
- リツキサン(CD20陽性のの慢性リンパ性白血病)
- ベネクレクスタ(再発・難治性の慢性リンパ性白血病、リツキシマブとの併用に限る)
- アーゼラ(再発・難治性のCD20陽性の慢性リンパ性白血病、単独に限る)
- マブキャンパス(再発・難治性の慢性リンパ性白血病、単独に限る)
アルキル化剤
トレアキシン(慢性リンパ性白血病、単独に限る)、シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン、ラニムスチン
代謝拮抗薬
メトトレキサート(〔1〕慢性リンパ性白血病、〔2〕慢性骨髄性白血病)、フルダラ(貧血または血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病)、クロファラビン、クラドリビン(ヘアリーセル白血病)、ヒドロキシカルバミド、メルカプトプリン(慢性骨髄性白血病)
抗がん性抗生物質
インターフェロン
スミフェロン(〔1〕慢性骨髄性白血病、〔2〕ヘアリー細胞白血病)、イントロン(慢性骨髄性白血病)
その他
ペントスタチン
11-03. 悪性リンパ腫
CAR-T細胞療法
- キムリア(CD19陽性の再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
- リツキサン
- CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫
- 濾胞性リンパ腫/辺縁帯リンパ腫(レナリドミドとの併用に限る)
- ガザイバ(CD20陽性の濾胞性リンパ腫)
- アドセトリス
- CD30陽性のホジキンリンパ腫
- CD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫
- ポテリジオ(CCR4陽性の再発・難治性の末梢性T細胞リンパ腫)
- イムブルビカ(再発・難治性のマントル細胞リンパ腫、単独に限る)
- ベレキシブル(再発・難治性の中枢神経系原発リンパ腫/原発性マクログロブリン血症およびリンパ形質細胞リンパ腫、単剤に限る)
- ゼヴァリン(CD20陽性の再発・難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫/マントル細胞リンパ腫)
- アレセンサ(再発・難治性のALK融合遺伝子陽性の未分化大細胞リンパ腫)
プロテアソーム阻害薬
ベルケイド(マントル細胞リンパ腫、原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫)
免疫抑制薬
レブラミド(濾胞性リンパ腫/辺縁帯リンパ腫、リツキシマブとの併用に限る)
アルキル化剤
トレアキシン(低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫/マントル細胞リンパ腫、単独に限る)、シクロホスファミド(〔1〕ホジキン病、〔2〕リンパ肉腫、〔3〕細網肉腫)、ダカルバジン(ホジキンリンパ腫)、プロカルバジン(〔1〕ホジキン病、〔2〕リンパ肉腫、〔3〕細網肉腫)、イホスファミド、ニムスチン、ラニムスチン
白金製剤
代謝拮抗薬
フルダラ(再発・難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫/マントル細胞リンパ腫)、ジェムザール(再発・難治性)、メトトレキサート、ジフォルタ(再発・難治性の 末梢性T細胞リンパ腫)、ネララビン(再発または難治性T細胞リンパ芽球性リンパ腫)、クラドリビン、シタラビン オクホスファート
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ドキソルビシン、ミトキサントロン、アクラルビシン、ブレオマイシン、ペプロマイシン、ピラルビシン
微小管阻害薬
エトポシド(〔1〕ホジキン病、〔2〕リンパ肉腫、〔3〕細網肉腫)、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン
トポイソメラーゼ阻害薬
イリノテカン(非ホジキンリンパ腫)
その他
ムンデシン(再発・難治性の末梢性T細胞リンパ腫)、イストダックス(再発・難治性の末梢性T細胞リンパ腫)、L-アスパラギナーゼ、ペントスタチン、ソブゾキサン
11-04. 成人T細胞白血病リンパ腫
ポテリジオ(CCR4陽性)、レブラミド(再発・難治性)、ソブゾキサン、ペントスタチン、ラニムスチン
11-05. 多発性骨髄腫
免疫抑制薬
レブラミド、ポマリスト(再発・難治性)、サリドマイド(再発・難治性)
プロテアソーム阻害薬
分子標的薬
- ダラザレックス
- ボルテゾミブ+メルファラン+プレドニゾロン併用
- レナリドミド+デキサメタゾン併用
- ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用(再発・難治性に限る)
- カルフィルゾミブ+デキサメタゾン併用(再発・難治性に限る)
- サークリサ
- ポマリドミド+デキサメタゾン併用(再発・難治性に限る)
- エムプリシティ
- レナリドミド+デキサメタゾン併用(再発・難治性に限る)
- ポマリドミド+デキサメタゾン併用(再発・難治性に限る)
HDAC阻害薬
ファリーダック(再発・難治性)
アルキル化剤
抗がん性抗生物質
ドキソルビシン(併用に限る)
微小管阻害薬
ビンクリスチン(併用に限る)
インターフェロン
スミフェロン、イントロン、イムノマックス-γ
12. 頭頸部がん
12-01. 甲状腺がん
分子標的薬
ネクサバール、レンビマ(分化型甲状腺がんに限る)、カプレルサ(甲状腺髄様がんに限る)
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン
その他
ピシバニール(他剤無効例に限る)
12-02. 頭頸部がん
光免疫療法
- アキャルックス
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
- アービタックス(放射線療法または他の抗悪性腫瘍剤と併用に限る)
ホウ素中性子捕捉療法用ホウ素薬
- ステボロニン
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン(上顎がん、舌がん、口唇がん、咽頭がん、喉頭がん、 口腔がん等)、マイトマイシン、ペプロマイシン(上顎がん、舌がん・その他の口腔がん、咽頭がん、喉頭がん)、ピラルビシン
微小管阻害薬
白金製剤
その他
ピシバニール(上顎がん、喉頭がん、咽頭がん、舌がん)
13. 脳腫瘍
分子標的薬
アルキル化剤
テモダール(悪性神経膠腫)、ギリアデル(悪性神経膠腫、脳腫瘍切除術時の切除面を被覆するように留置)、ニムスチン、ラニムスチン(膠芽腫)
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン(神経膠腫)
その他
プロカルバジン(悪性星細胞腫・乏突起膠腫成分を有する神経膠腫、他の抗悪性腫瘍剤との併用)
インターフェロン
フエロン(膠芽腫・髄芽腫・星細胞腫)
14. 食道がん
免疫チェックポイント阻害薬
オプジーボ(二次治療に限る、単独に限る)、キイトルーダ(PD-L1陽性に限る、二次治療に限る、単独に限る)
代謝拮抗薬
5-FU(併用に限る)
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン
微小管阻害薬
白金製剤