【膵管腺がん:一次治療(ORR)】モチキサフォルチド+リブタヨ+ゲムシタビン+アブラキサン

転移性膵管腺がんと診断された11名が初めての治療として「モチキサフォルチド+リブタヨ+ゲムシタビン+アブラキサン」治療を受けた結果、64%が治療に奏効し、奏効が8.2ヵ月持続した。

免疫チェックポイント阻害薬が単独で奏効しない難治性の膵がんにおいて、CXCR4軸阻害(モチキサフォルチド)とPD-1阻害(リブタヨ)に免疫調節作用を有する化学療法(ゲムシタビン+アブラキサン)を組み合わせることで、抗腫瘍免疫を活性化し劇的な腫瘍縮小をもたらすことを臨床的に実証した。

肝転移を有する1名の患者において原発巣および転移巣の著明な縮小が得られ、根治的膵頭十二指腸切除術+肝切除術へ移行した結果、病理学的完全奏効が確認され、術後無治療で18ヵ月以上の無病生存を達成した。

本試験の有望な結果を受け、現在、「ゲムシタビン+アブラキサン」を対照とする多施設共同無作為化Phase 2試験が進行中であり、将来的な一次治療の新たな標準療法としての確立が強く期待されている。

【発表】

2026年8月21日

【試験名】

Phase 2〔NCT04543071〕

【試験参加国】

米国

【原著】

Nat Commun. 2026 Aug 21.  [PubMed: 42811017]