【FLT3陽性急性骨髄性白血病(日本人):二次治療(OS)】「ゾスパタ」vs「化学療法」

ADMIRAL (Int J Clin Oncol)                   

日本人でもFLT3-ITD変異を有する急性骨髄性白血病と診断され、何らかの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「ゾスパタ」治療を選択することで、「化学療法」を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

完全または部分的な血液学的回復を伴う完全寛解が得られた患者の割合は、「ゾスパタ」治療を選択することで13.3%から48.5%に向上した。

ゾスパタ」治療を選択することでグレード3以上の有害事象と重篤な有害事象を経験するリスクの低下が期待できる。「ゾスパタ」治療の主なグレード 3 以上の有害事象は、発熱性好中球減少症(36%)、血小板減少症(27%)、貧血(24%)であった。

【発表】

2021年8月7日

【試験名】

ADMIRAL (Phase 3)〔NCT02421939

【試験参加施設】

福井大学医学部附属病院、仙台医療センター、成田赤十字病院、東海大学医学部付属病院、名古屋医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、NTT東日本関東病院、北海道大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、青森県立中央病院、京都府立医科大学附属病院、国際医療福祉大学三田病院、慶應義塾大学医学部附属病院、筑波大学附属病院、秋田大学医学部附属病院、長崎大学病院、熊本医療センター、自治医科大学附属病院、岡山大学病院、近畿大学病院、都立大塚病院

【原著】

Int J Clin Oncol. 2021 ;26:2131-2141. [PubMed: 34363558]

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