AEGEAN(Cancer Sci)
日本人でも切除可能なIIA期-IIIB期非小細胞肺がんと診断された人が手術前後の治療を考える場合、「術前の化学療法」に「イミフィンジ」の上乗せ、「術後のイミフィンジ(4週毎に最長12サイクル)」の追加を選択することで3年無イベント生存率の向上が期待できる。
日本人集団において75歳以上の高齢者が21.9%含まれていたにもかかわらず、高い手術完遂率(93.3%)と非常に優れたpCR率(33.3%)および36ヶ月無イベント生存率(72.8% vs 54.5%)を達成したことは、高齢化の進む日本の実臨床において周術期「イミフィンジ」療法を安全かつ効果的に実施できる強い根拠となる。
懸念される間質性肺疾患の発現率(5.4% vs 7.3%)はプラセボと同等であり、「イミフィンジ」追加による特異的な毒性リスクの過度な上昇は認められなかった。日本における早期非小細胞肺がんに対する周術期治療の新たな標準選択肢として臨床現場での普及を後押しするエビデンスである。
【発表】
2026年9月27日
【試験名】
AEGEAN(Phase 3)〔NCT03800134/jRCT2080224587〕
【試験参加国】
日本(大阪はびきの医療センター、姫路医療センター、広島市立広島市民病院、広島大学病院、岩国医療センター、埼玉県立がんセンター、産業医科大学病院、川崎医科大学附属病院、愛知県がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、近畿大学病院、藤田医科大学病院、和歌山県立医科大学附属病院)、米国、アルゼンチン、オーストリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中国、コスタリカ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、台湾、タイ、ベトナム
【原著】
Cancer Sci. 2026 Sep 27. [PubMed: 42802029]
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