
AFFIRM(NEJM)
遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんと診断され、ドセタキセルを含む化学療法を受けたことがある男性が次の治療を考える場合、アンドロゲン除去療法に「イクスタンジ」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。
「イクスタンジ」治療を受けることで次の効果も確認された。
- PSA値が50%以上低下した患者の割合が2%から54%に増加
- 軟部組織奏効率が4%から29%に向上
- QoL改善率が18%から43%に向上
- PSA増悪までの期間が3.0ヵ月から8.3ヵ月に延長
- 画像診断上の無増悪生存期間が2.9ヵ月から8.3ヵ月に延長
- 骨関連イベントの初回発生までの期間が13.3ヵ月から16.7ヵ月に延長
【発表】
2012年8月15日
【試験名】
AFFIRM(Phase 3)〔NCT00974311〕
【原著】
N Engl J Med. 2012;367:1187-97. [PubMed: 22894553]
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