【IDH1陽性急性骨髄性白血病:一次治療(1年EFS)】「イボシデニブ+ビダーザ」vs「ビダーザ」

AGILE(NEJM)                          

強力な化学療法が適さないIDH1変異陽性の急性骨髄性白血病と診断された人が初めての治療を考える場合、「ビダーザ」治療に「IDH1阻害薬イボシデニブ」の上乗せを選択することで無イベント生存期間、生存期間の延長が期待できる。

イボシデニブビダーザ」治療の主なグレード3以上の有害事象は、発熱性好中球減少症(28% vs 34%)、好中球減少症(27% vs 16%)であった。「イボシデニブビダーザ」治療を受けた41%の人が出血イベント(グレード問わず)を経験し(vs 29%)、28%の人が感染症(グレード問わず)を経験した(vs 49%)。

【発表】

2022年4月21日

【試験名】

AGILE(Phase 3)〔NCT03173248/jRCT2051240135

【試験参加国】

日本(福井大学医学部附属病院、姫路赤十字病院、神戸市立医療センター中央市民病院、松山赤十字病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、台湾、英国

【原著】

N Engl J Med 2022; 386:1519-1531.  [PubMed: 35443108]

【さらに詳しく】