【膵がん:一次治療(OS)】「ゲムシタビン+アブラキサン」vs「ゲムシタビン↔ゲムシタビン+アブラキサン」

ALPACA(Lancet Gastroenterol Hepatol)             

遠隔転移を有する膵がんと診断された人が「ゲムシタビンアブラキサン」治療を考える場合、3サイクル後に「ゲムシタビン」単剤治療を間欠的に取り入れる治療戦略を選択することで、生存期間に影響を与えることなく、有害事象の軽減が期待できる。

交互治療の選択によって、グレード3以上の治療上緊急性のある有害事象発現率の低下が期待できる。特に末梢神経障害(21%→14%)、感染症(20%→11%)。交互治療の主な有害事象(グレード問わず)は、末梢神経障害(62% vs 74%)、倦怠感( 52% vs 54%)。

【発表】

2024年8月16日

【試験名】

ALPACA(Phase 2)〔NCT02564146

【試験参加国】

ドイツ

【原著】

Lancet Gastroenterol Hepatol. 2024 Aug 16.  [PubMed:39159648]