【骨転移去勢抵抗性前立腺がん(QoL)】「ゾーフィゴ」vs「プラセボ」

ALSYMPCA(Ann Oncol)                     

去勢抵抗性で骨転移がある人は、放射性医薬品「ゾーフィゴ」治療を選択することで、生存期間の延長だけでなく、「生活の質(QOL)」の改善が期待できる。

試験では29.2%の人が生活の質が改善。

【発表】

2016年2月23日

【試験名】

ALSYMPCA(Phase 3)〔NCT00699751

【原著】

Ann Oncol. 2016 ;27:868-74. [PubMed:26912557]

この試験では、生活の質を「EQ-5D」が用いて評価している。「EQ-5D」は、欧州で開発された、医療従事者でなくとも簡易に測定できる健康関連 QOLの尺度として幅広く用いられている調査表。調査票は 5項目(移動の程度、身の回りの管理、ふだんの生活、痛み・不快感、不安・ふさぎ込み)からなる3段階選択式回答法と VASによる患者の健康状態の自己評価により構成されている。

【こちらの図鑑も合わせて見る】

【去勢抵抗性前立腺がん】「ゾーフィゴ」vs「プラセボ」
ALSYMPCA(NEJM)                         骨転移を有する去勢抵抗性前立腺がんと診断された男性が「ゾーフィゴ」治療を選択することで、生存期間の延長が期待できる。 本試験の結果および日本人の患者を対象に「ゾーフィゴ」の安全性および有効性を評価した試 ...
【骨転移去勢抵抗性前立腺がん(骨関連イベント)】「ゾーフィゴ」vs「プラセボ」
ALSYMPCA (Lancet Oncol)                     去勢抵抗性で骨転移がある人でも、放射性医薬品「ゾーフィゴ」治療を選択することで、初回骨関連イベント発生までの期間の延長が期待できる。試験では9.8ヵ月から15.6ヵ月に延長。 【発表】 201 ...
【骨転移去勢抵抗性前立腺がん(PSA)】「ゾーフィゴ」vs「プラセボ」
ALSYMPCA(Ann Oncol)                      ホルモン療法が効かなくなり、骨転移がある人でも、「ゾーフィゴ」治療を選択することで、総アルカリホスファターゼ(t-ALP)、乳酸脱水素酵素(LDH)が減少する確率の向上は期待できるが、前立腺特異抗原 ...
【骨転移去勢抵抗性前立腺がん(QoL)】「ゾーフィゴ」vs「プラセボ」
ALSYMPCA(Ann Oncol)                      去勢抵抗性で骨転移がある人は、放射性医薬品「ゾーフィゴ」治療を選択することで、生存期間の延長だけでなく、「生活の質(QOL)」の改善が期待できる。 試験では29.2%の人が生活の質が改善。 【発表】 ...
【骨転移去勢抵抗性前立腺がん(入院)】「ゾーフィゴ」vs「プラセボ」
ALSYMPCA(Eur J Cancer)                     ホルモン療法が効かなくなり、骨転移がある人でも、放射性医薬品「ゾーフィゴ」治療を選択することで、入院リスクが減り、入院した場合でも平均在院日数の短縮が期待できる。 試験では「ゾーフィゴ」治療を受 ...