ALTAIR(Nat Med)
I-Ⅲ期またはオリゴ転移を有するⅣ期大腸がんと診断された人が手術を受け、血中循環腫瘍DNA検査の結果が陽性であった時の治療を考える場合、「ロンサーフによる補助療法」を選択しても無病生存期間の延長は期待しにくい。
本試験は大腸がんの根治的切除後、画像上の再発が認められない「血中循環腫瘍DNA陽性(分子学的再発)」を対象に、「ロンサーフ」による早期の治療介入を前向きに評価した、世界初のPhase3無作為化比較試験。主要評価項目を達成できなかったため、画像上の再発がない血中循環腫瘍DNA陽性大腸がんに対する「ロンサーフ」投与は支持されない。特に「ロンサーフ」によるグレード3以上の血液毒性(好中球減少など)が約73%(vs 3.3%)と高頻度に発生している。
しかしながら、IV期のサブグループ解析では有意な無病生存期間の延長が示されており、ベースラインの腫瘍量が多い高リスク集団に対する介入効果など、将来の微小残存病変(MRD)ガイド下治療の試験デザインに向けた重要な知見を提供した。
【発表】
2026年6月8日
【試験名】
ALTAIR(Phase 3)〔NCT04457297〕
【試験参加国】
日本(愛知県がんセンター、千葉県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、福井大学医学部附属病院、九州がんセンター、九州大学病院、産業医科大学病院、岐阜大学医学部附属病院、広島大学病院、札幌医科大学附属病院、北海道大学病院、筑波大学附属病院、金沢大学附属病院、香川大学医学部附属病院、聖マリアンナ医科大学病院、横浜市立医学部附属病院、神奈川県立がんセンター、熊本大学病院、佐野病院、京都府立医科大学附属病院、京都桂病院、東北大学病院、相澤病院、岡山大学病院、琉球大学病院、関西医科大学附属病院、大阪医療センター、大阪大学医学部附属病院、大阪医科薬科大学病院、埼玉県立がんセンター、島根県立中央病院、静岡県立がんセンター、都立駒込病院、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、杏林大学医学部付属病院、富山大学附属病院)
【原著】
Nat Med. 2026 Jun 8. [PubMed: 42260101]
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