【RAS野生型BRAF野生型大腸がん:一次治療(PFS)】「アンロチニブ+CAPOX」vs「アバスチン+CAPOX」

ANCHOR(Signal Transduct Target Ther)             

RAS野生型かつBRAF野生型大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「アンロチニブCAPOX」治療を選択しても「アバスチンCAPOX」治療を選択した場合に劣らない無増悪生存期間は期待しにくい。

一次治療の「標準代替」としての推奨は困難

アンロチニブCAPOX」治療は「アバスチンCAPOX」治療に対して無増悪生存期間の非劣性を証明できず、かつグレード3以上の治療関連毒性(64.9% vs 44.8%)を有意に増加させた。この結果から、RAS/BRAF野生型転移性大腸がんの一次標準治療として、アバスチンの代わりとして本治療を一般に広く推奨することは困難である。

「完全経口維持療法」という代替選択肢の提示

一方、導入療法後の維持療法(アンロチニブカペシタビン)における無増悪生存期間はアバスチンと同等であり、健康関連QoL(HRQoL)スコアも臨床的に意味のある低下を示さなかった。点滴を完全に排除した「完全経口レジメン」による維持療法は、特定の臨床状況(患者の強い経口剤希望、通院の物理的・経済的障壁など)において、許容可能な代替治療オプションとしての可能性を残している。

【発表】

2026年9月1日

【試験名】

ANCHOR(Phase 3)〔NCT04854668

【試験実施国】

中国

【原著】

Signal Transduct Target Ther. 2026 ;11:357. [PubMed: 42586967]

 

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