【多発性骨髄腫:二次治療(TTP、1年OS)】「ベルケイド」vs「高用量デキサメタゾン」

多発性骨髄腫と診断され、1〜3ラインの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ベルケイド」治療を選択することで「高用量デキサメタゾン」治療を選択した場合を上回る無増悪期間と1年生存率が期待できる。

ベルケイド」治療を受けた38%の人が治療に奏効し、「デキサメタゾン」治療を受けた人の奏効率18%より有意に高かった(p<0.001)また、「ベルケイド」治療を受けた6%が完全奏効を示し、「デキサメタゾン」治療の1%未満より有意に高かった(p<0.001)。

ベルケイド」治療を受けた75%、「デキサメタゾン」治療を受けた60%の人がグレード3または4の有害事象を経験した。

【発表】

2005年6月16日

【試験名】

APEX(Phase 3)

【原著】

N Engl J Med.2005 ;352:2487-98. [PubMed: 15958804]

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