
ARIEL4(Lancet Oncol)
BRCA変異陽性卵巣がんと診断され、2レジメン以上の化学療法歴のある女性が次の治療を考える場合、「PARP阻害薬 ルカパリブ」治療を選択することで「化学療法」を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「ルカパリブ」治療を受けた女性が経験したグレード3以上の治療関連有害事象で、最も多かったものは、貧血・ヘモグロビン減少であった(22% vs 5%)。
【発表】
2022年3月14日
【試験名】
ARIEL4(Phase 3)〔NCT02855944〕
【試験参加国】
ブラジル、カナダ、チェコ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、ポーランド、ロシア、スペイン、ウクライナ、英国、米国
【原著】
Lancet Oncol. 2022 ;23:465-478. [PubMed: 35298906]
【さらに詳しく】
- ルカパリブは再発卵巣がんにおいて化学療法を上回る〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 2レジメン以上の化学療法歴のあるBRCA変異陽性卵巣癌へのrucaparib投与はPFSを有意に延長【SGO 2021】〔日経メディカル〕
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