切除可能な胃がんと診断された人が手術前の補助療法を考える場合、「アブラキサン+S-1」治療に「PD-1阻害薬(カムレリズマブ)+VEGFR2阻害薬(リボセラニブ)」の上乗せを選択することで、3年無増悪生存率の向上が期待できる。
3年生存率は有意な改善は認められなかったが、PS0の人では「カムレリズマブ+リボセラニブ+アブラキサン+S-1」治療を受けた人で71%と「アブラキサン+S-1」の53%より優位であった。一方、PS1人では「アブラキサン+S-1」の80%であり、「カムレリズマブ+リボセラニブ+アブラキサン+S-1」治療を受けた人の48%より良好であった。
【発表】
2025年11月1日
【試験名】
Phase 2〔NCT04195828〕
【試験参加国】
中国
【原著】
eClinicalMedicine. 2025;89: 103568. [PubMed: 41140456]