【PD-L1陽性肺がん:一次治療(PFS、OS)】「リルベゴストミグ+化学療法」vs「キイトルーダ+化学療法」

ARTEMIDE-Lung03                        

遠隔転移を有するPD-L1陽性の非扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「PD-1/TIGIT二重特異性抗体リルベゴストミグ+化学療法」を選択することで「キイトルーダ+化学療法」を選択した場合を上回る無増悪生存期間、生存期間が得られるか検証が進んでいる。

【試験開始日】

2024年11月22日

【試験終了予定日】

2030年3月31日

【試験名】

ARTEMIDE-Lung03(Phase 3)〔NCT06627647jRCT2051240192

【試験参加国】

日本、韓国、台湾、中国、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インド、米国、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、チリ、オーストラリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国

 

【今日の標準治療】

【標準治療】PD-L1 TPS 1〜49%の非小細胞肺がん
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【標準治療】PD-L1 TPS 50%以上の非小細胞肺がん
1. キイトルーダ単剤治療/テセントリク単剤治療 PD-L1 TPS 50%以上のⅣ期非小細胞肺がんに対して、PS0-1の場合、「キイトルーダ単剤治療」、「テセントリク単剤治療」が強く推奨されている。PS2の場合、「キイトルーダ単剤治療」、「テセントリク単剤治療」が弱く推奨されて ...