【トリプルネガティブ乳がん:二次治療(ORR)】トロデルビ

ASCENT-J02(Int J Clin Oncol)                  

遠隔転移を有するトリプルネガティブ乳がんと診断され、何らかの治療を受けたことがある日本人女性36名が「トロデルビ」治療を受けた結果、9名(25%)の人が治療に奏効し、6.2ヵ月奏効が持続した。

試験に参加した36名中、23名(64%)が2または3種類の化学療法を受けており、4種類以上の化学療法を受けたいた女性は9名(25%)であった。また、19名(53%)が免疫チェックポイント阻害薬を含む治療を受けていた。

トロデルビ」治療を受けた36 名中26名(72%)がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。その主なものは好中球減少(58%)、白血球減少(36%)であった。グレードを問わない主な有害事象の発現率は、好中球減少が86%、白血球減少が64%、悪心が64%、下痢が47%、脱毛が44%、口内炎が34%、貧血が31%、倦怠感が28%であった。

【発表】

2024年9月20日

【試験名】

ASCENT-J02(Phase 1/2)〔NCT05101096/jRCT2031210346

【試験実施国】

日本

【原著】

Int J Clin Oncol. 2024 Sep 20. [PubMed: 39302614]

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