【大腸がん:二次治療(OS)】「ベクティビックス」vs「アービタックス」

ASPECCT(Lancet Oncol)                     

KRAS遺伝子野生型の転移性大腸がんと診断され、フッ化ピリミジン系薬剤、オキサリプラチンイリノテカンを含む化学療法歴を有する人が次の治療を考える場合、「ベクティビックス」治療を選択しても「アービタックス」治療に劣らない生存期間が期待できる。

有害事象を経験するリスクはどちらの治療を選択しても同程度。グレード3または4の皮膚障害は「ベクティビックス」治療を受けた13%の人が、「アービタックス」治療を受けた人の10%が経験した。グレード3または4の注射部位反応は「ベクティビックス」治療を受けた人で少なかった(0.5%未満 vs 2%)。グレード3または4の低マグネシウム血症は「ベクティビックス」治療を受けた人で多かった(7% vs 3%)。

【発表】

2014年4月14日

【試験名】

ASPECCT(Phase 3)〔NCT01001377

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、中国、チェコ、フランス、香港、インド、イスラエル、イタリア、韓国、ラトビア、リトアニア、マレーシア、オランダ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、セルビア、シンガポール、スロバキア、南アフリカ、スウェーデン、台湾、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:569-79. [PubMed:24739896]

【さらに詳しく】

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