一次治療の成功確率が低い分化型甲状腺がんと診断された人が「放射性ヨウ素治療」に「MEK1/2阻害薬セルメチニブ」の上乗せを選択しても18ヵ月完全奏効率の向上は期待しにくい。
「放射性ヨウ素治療+セルメチニブ」を受けた16%のグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。「放射性ヨウ素治療」のみを受けた人では誰もグレード3以上の治療関連有害事象を経験しなかった。
【発表】
2022年2月22日
【試験名】
ASTRA(Phase 3)〔NCT01843062〕
【原著】
J Clin Oncol. 2022 ;40:1870-1878. [PubMed: 35192411]