【大腸がん:三次治療(PFS)】「テセントリク+カペシタビン+アバスチン」vs「カペシタビン+アバスチン」

BACCI(JAMA Netw Open)                     

遠隔転移を有する大腸がんと診断され、フッ化ピリミジン系薬剤、オキサリプラチンイリノテカンアバスチン、抗EGFR抗体に不応または不耐だった人が次の治療を考える場合、「カペシタビンアバスチン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。試験に参加した人のうち、MSI-Hは7.3%、dMMRは3.3%であった。

マイクロサテライト安定性(MSS)もしくはミスマッチ修復機能のある(pMMR)人では、「カペシタビンアバスチン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択することで無増悪生存期間が3.3ヵ月から5.3ヵ月に有意に延長した(0.66 (95% CI, 0.44-0.99))。

【発表】

2022年2月1日

【試験名】

BACCI (Phase 2)〔NCT02873195

【試験実施国】

米国

【原著】

JAMA Netw Open. 2022 ;5:e2149040. [PubMed: 35179586]

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