【尿路上皮がん:一次治療(PFS)】「リムパーザ+イミフィンジ」vs「イミフィンジ」

BAYOU(JCO)                           

遠隔転移が認められた尿路上皮がんと診断され、プラチナ製剤による治療が不適応の人が、初めての治療を考える場合、「イミフィンジ」治療に「リムパーザ」の上乗せを選択しても、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

相同組換え修復欠損を有する人では「イミフィンジ」治療に「リムパーザ」の上乗せをすることで無増悪生存期間が1.8ヵ月から5.6ヵ月に延長した(HR 0.18; 95% CI, 0.06-0.47)。

イミフィンジリムパーザ」治療を受けた18%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した(vs 9%)。

【発表】

2022年6月23日

【試験名】

BAYOU(Phase 2)〔NCT03459846

【試験参加国】

米国、カナダ、韓国、ロシア、スペイン、チアワン、ベトナム

【原著】

J Clin Oncol. 2023 ;41:43-53. [PubMed: 35737919]