【消化器神経内分泌がん:二次治療(6ヵ月OS)】「FOLFIRI+アバスチン」vs「FOLFIRI」

BEVANEC(Lancet Oncol)                     

進行消化器神経内分泌がんと診断され、「プラチナ製剤+エトポシド」による一次治療後に進行した人が次の治療を考える場合、「FOLFIRI」治療に「アバスチン」の上乗せを選択しても6ヵ月生存率の向上は期待しにくい。

FOLFIRI」治療の6ヵ月生存率は60%、「FOLFIRIアバスチン」治療の6ヵ月生存率は53%であった。

FOLFIRI」治療の主なグレード3-4の有害事象は、好中球減少(10%)。「FOLFIRIアバスチン」治療の主なグレード3-4の有害事象は、好中球減少(14%)、下痢(10%)、無力症(8%)。

【発表】

2023年2月2日

【試験名】

PRODIGE 41-BEVANEC(Phase 2)〔NCT02820857

【試験実施国】

フランス

【原著】

Lancet Oncol 2023; 24: 297–306. [PubMed: 36739879]