【胆道がん:術後治療(RFS)】「カペシタビン」vs「経過観察」

BILCAP(Lancet Oncol)                      

手術後の治療を考える場合、「カペシタビン」による補助化学療法の追加を選択することで、生存期間の延長が期待できる。

試験では、主要評価項目である投与対象全体の447人の生存期間は統計学的有意差には至らなかったが、試験実施計画書に基づき、治療を受けた患者430人のサブグループでは、「カペシタビン」治療を受けた人たちの生存期間は有意に長かった。

カペシタビン」治療を受けた44%の人がグレード3の有害事象を経験した。主な有害事象は手足症候群(20%)、下痢(8%)、倦怠感(8%)。グレード4の有害事象を経験した人は1%未満であった。

【発表】

2019年3月25日

【試験名】

BILCAP(Phase 3)

【原著】

Lancet Oncol. 2019 ;20:663-673. [PubMed: 30922733]

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