タキサン系薬剤治療経験があり、ハーセプチンが無効となった人は、「ハーセプチン+ビノレルビン」治療に「アフィニトール」治療の追加を選択することで、無増悪生存期間が期待できる。
試験では、「ハーセプチン+ビノレルビン」治療に「アフィニトール」治療を追加することで、無増悪生存期間が5.78ヵ月から7.00ヵ月に延長(p=0.0067)。
主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症、白血球減少症、貧血、発熱性好中球減少症、口内炎、倦怠感。
試験では、それぞれ「アフィニトール+ハーセプチン+ビノレルビン」治療を受けた73%、38%、19%、16%、13%、12%の人が経験した。「プラセボ+ハーセプチン+ビノレルビン」治療を受けた人では62%、29%、6%、4%、1%、4%が経験した。
【発表】
2014年4月14日
【試験名】
BOLERO-3(Phase 3)〔NCT01007942〕
【原著】
Lancet Oncol. 2014;15:580-91. [PubMed:24742739]
【さらに詳しく】