【HR陽性乳がん:一次化学療法(ORR)】「パクリタキセル+ペラレオレップ」vs「パクリタキセル」

BRACELET-1/PrE0113(Clin Cancer Res)             

HR陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、「内分泌療法+CDK4/6阻害薬」治療を受けたが、化学療法は受けたことがない女性が次の治療を考える場合、「パクリタキセル」治療に「腫瘍溶解性ウイルス療法ペラレオレップ」の上乗せをすることで、奏効率の向上、無増悪生存期間の延長が期待できる。

パクリタキセル」治療の16週時点での客観的奏効率は20%であったのに対し、「ペラレオレップパクリタキセル」併用療法の奏効率は31%であった。しかし、「バベンチオペラレオレップパクリタキセル」併用療法の奏効率は14%と減弱する。

グレード3以上の「ペラレオレップ」関連有害事象のため、25%が治療中止に至った。

【発表】

2025年4月29日

【試験名】

BRACELET-1/PrE0113(Phase 2)〔NCT04215146

【試験実施国】

米国

【原著】

Clin Cancer Res. 2025 Apr 29. [PubMed: 40300087]