BROCADE3(Ther Adv Med Oncol)
BRCA陽性かつHER2陰性の進行乳がんと診断され、 2種類以下の化学療法歴がある女性が次の治療を考える場合、HR陽性でも、トリプルネガティブでも「パクリタキセル+カルボプラチン」治療に「PARP阻害薬 ベリパリブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
効果は持続的で、HR陽性の女性で「ベリパリブ+パクリタキセル+カルボプラチン」を受けた場合の2年無増悪生存率が27.5%(vs 15.3%)、3年無増悪生存率が17.5%(vs 8.6%)であった。トリプルネガティブの女性で「ベリパリブ+パクリタキセル+カルボプラチン」を受けた場合の2年無増悪生存率が40.4%(vs 25.0%)、3年無増悪生存率が35.3%(vs 13.0%)であった。
【発表】
2021年12月9日
【試験名】
BROCADE3(Phase3)〔NCT02163694〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、カナダ、チリ、コロンビア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、ラトビア、リトアニア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、ロシア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、ウクライナ、英国
【原著】
Ther Adv Med Oncol. 2021 :13:17588359211059601. [PubMed: 34917174]
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