【尿路上皮がん】「ヤーボイ+オプジーボ+カボメティクス」 vs「オプジーボ+カボメティクス」

転移性泌尿器がん(尿路上皮がん、淡明細胞型腎細胞がん、陰茎がん、前立腺がん、膀胱扁平上皮がんなど)と診断され、1ライン以上の治療を受けた108名が「オプジーボ±ヤーボイカボメティクス」治療を受けた結果、26.9%の人が治療に奏効し、20.2ヵ月奏効が持続した。

オプジーボヤーボイカボメティクス」治療を受けた49名では、15名(30.6%)が治療に奏効し、14.5ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は4.5ヵ月、生存期間は9.3ヵ月であった。

一方、「オプジーボカボメティクス」治療を受けた59名では、26名(44.1%)が治療に奏効し、25.8ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は11.0ヵ月、生存期間は25.8ヵ月であった。

尿路上皮がんと診断され、「オプジーボ±ヤーボイカボメティクス」治療を受けた33名では、14名(42.4%)が治療に奏効し、28.0ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は10.1ヵ月、生存期間は24.9ヵ月であった。

淡明細胞型腎細胞がんと診断され、「オプジーボ±ヤーボイカボメティクス」治療を受けた16名では、10名(62.5%)が治療に奏効し、16.7ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は16.3ヵ月、生存期間は43.6ヵ月であった。

陰茎がんと診断され、「オプジーボ±ヤーボイカボメティクス」治療を受けた9名では、4名(44.4%)が治療に奏効し、9.2ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は4.8ヵ月、生存期間は6.7ヵ月であった。

前立腺がんと診断され、「オプジーボ±ヤーボイカボメティクス」治療を受けた15名では、3名(20.0%)が治療に奏効し、3.7ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は4.5ヵ月、生存期間は11.1ヵ月であった。

膀胱扁平上皮がんと診断され、「オプジーボ±ヤーボイカボメティクス」治療を受けた7名では、6名(85.7%)が治療に奏効し、25.8ヵ月奏効が持続した。無増悪生存期間は16.5ヵ月、生存期間は22.6ヵ月であった。

【発表】

2024年7月2日

【試験】

Phase 1〔NCT02496208

【試験参加国】

米国

【原著】

J Clin Oncol. 2024 Jul 2.  [PubMed: 38954785]