【腎細胞がん:二次治療(PFS)】「テラグレナスタット+カボメティクス」vs「カボメティクス」

CANTATA(JAMA Oncol)                  

転移性淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの前治療歴がある人が次の治療を考える場合、「カボメティクス」治療に「グルタミナーゼ阻害薬 テラグレナスタット」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

テラグレナスタットカボメティクス」治療を受けた人の71%がグレード3または4の有害事象を経験した(vs 79%)。その主なものは、高血圧(17% vs 18%)、下痢(15% vs 13%)である。有害事象のため、カボザンチニブは、「テラグレナスタットカボメティクス」治療を受けた人の10%が「カボメティクス」治療を継続できなかった(vs 15%)。

【発表】

2022年9月1日

【試験名】

CANTATA(Phase 2)〔NCT03428217

【試験参加国】

米国、オーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、ニュージーランド、スペイン、英国

【原著】

JAMA Oncol. 2022 ;8:1411-1418. [PubMed: 36048457]