CARTITUDE-1(Lancet)
多発性骨髄腫と診断され、プロテアソーム阻害薬、免疫調整薬治療を受けたことがある97名がCAR-T細胞療法「カービクティ」治療を受けた結果、97%の人が治療に奏効し、1年後89%の人が生存できた。
治療を受けた多くの人が血液学的有害事象を経験した。グレード3または4の好中球減少症を95%の人が、貧血を68%の人が、白血球減少症を61%の人が、血小板減少症を60%の人が、リンパ球減少症を50%の人が経験した。
本試験の結果に基づいて、2021年12月6日、「3ライン以上の前治療歴をがあり、プロテアソーム阻害薬、免疫調節薬および抗CD38抗体の治療歴を有する再発または難治性の多発性骨髄腫」を対象に承認申請が行われ、2022年9月26日に承認された。
【発表】
2021年6月24日
【試験名】
CARTITUDE-1(Phase1b/2)〔NCT03548207〕
【原著】
Lancet 2021; 398: 314-24. [PubMed: 34175021]
【さらに詳しく】
- 再発・難治性多発性骨髄腫、BCMA標的CAR-T細胞療法の奏効率97%/Lancet〔ケアネット〕
- 再発・難治性多発性骨髄腫にBCMA標的CAR-T細胞ciltacabtagene autoleucelは中央値18カ月の観察でより高い奏効率を示す【ASCO 2021】〔日経メディカル〕
- 濃厚な前治療を受けた再発・難治性MMにciltacabtagene autoleucelが深く持続的な奏効をもたらす可能性【ASH2020】〔日経メディカル〕
- CAR-T細胞療法薬JNJ-4528が再発・難治性の多発性骨髄腫で奏効率100%、9カ月PFS率85%を示す【ASCO2020】〔日経メディカル〕
- CAR-T細胞療法薬JNJ-68284528が再発・難治性多発性骨髄腫で奏効率100%を示す【ASH2019】〔日経メディカル〕
- BCMA標的CAR-T療法、多発性骨髄腫で持続的奏効〔Medical Tribune〕
- ヤンセンのCAR-T療法、多発性骨髄腫で持続的な奏効 P1b/2試験データを発表〔日刊薬業〕
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